子供のいびき

昔から一般的にいびきというと成人男性、というイメージがありますが、子供のいびきも最近では増えてきています。普通、子供はいびきをかかないものです。これは鼻が通っているからです。

もし子供のいびきを発見した場合には、何かの原因でで気道が狭くなっていると疑った方がいいでしょう。大人も子供も、気道が狭くなると呼吸する時に抵抗が生まれ、いびきをかいてしまうのです。子供の日中のようすを良く見て、もしも眠そうにしていたり、やる気がなかったり、だるそうだったりすると、いびきによる夜中の睡眠不足が考えられます。

子供の気道は成人に比べると狭く、喉頭と扁桃腺とが近いので、元々口からは空気がうまく入りにくい構造になっています。従って風邪などが原因で、鼻が詰まった時には、大人よりもいびきをかきやすくなってはいますが、これはあくまでも一過性のことなので、風邪が治れば治まります。心配しなければならないのは習慣性の子供のいびきです。

この原因としては急性鼻炎、アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎、扁桃腺肥大などが挙げられます。特にアレルギー性鼻炎は、環境汚染や現代建築の住宅構造の特徴としての高い気密性や、カーペット、エアコン、室内でのペットの飼育などにより、生活の中にアレルギーの原因となるダニ、ハウスダストなどが急増していることから起こります。

また、扁桃腺肥大は、子供の10人に1人はかかっていると言われるほど数が多く、ほとんどのケースが10歳位になると縮小するのですが、いびきが明らかに大きい場合や、あまりにも頻繁に扁桃腺炎を繰り返す場合には手術をしなければならないこともあります。

睡眠時のいびきによって空気の取り込み量が減ると、身体は低酸素状態になってしまう上に熟睡できないので、成長ホルモンの分泌が低下し、低身長、低体重、虚弱体質、運動能力の低下など発育に大きなマイナスの影響を及ぼしてしまいます。

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